6:税金・確定申告について

そして忘れてはいけないのが、税金や確定申告の申請です。確定申告とは、1年間の収入から必要経費を差し引いた所得を計算し、それに応じた納税額を確定させ税務署に申告をします。会社員の場合などは、勤めている企業が源泉徴収を行っていたためにこういった作業は必要ありませんでした。しかし、個人事業主(在宅ワーカー)の場合はやってくれる人がいません。そのため、国に支払う所得税の計算など全部自分1人でやらないといけません。また、扶養から外れる103万円を超えなければ大丈夫と誤った認識をしている方もいます。

あくまで103万円は扶養から外れないというだけで、20万円を超える収入は確定申告をする必要があります。事前にしっかりと知識を入れておき申告漏れがないようにしましょう。また、扶養控除を全額受けようとした場合に専業主婦の方が得られる収入は38万円までとなっています。

7:初心者を狙った詐欺に注意

また、在宅ワークでは初心者を狙った詐欺も少なくはありません。例えば、いざ契約をしてみると高額な登録料を請求された、契約する前に聞かされていなかった不明確な費用を請求されるといったケースもあります。それだけではなく、完成したものを納品したらそれっきり連絡が途絶えてしまい、報酬を支払ってもらえなかったということもあります。くれぐれもそういった詐欺に合わないために、初心者はクラウドソーシングサイトを利用し信用できるクライアントを見つけることから始めましょう。クラウドソーシングサイトでは、相手の評価をチェックすることができます。

トラブルに合わないためにも、まずはクラウドソーシングから初めてみることをおすすめします。

在宅ワークの注意点を理解した上で始めよう

在宅ワークは企業や組織に属さず、全ての責任が自分自身にあります。そのため、極力トラブルを避けて安心して仕事に取り掛かれるようにしましょう。在宅ワーク初心者の方は、厚生労働省が定めている「在宅ワークガイドライン」に目を通すのもよいかもしれません。