エンゲージとは企業の思いが伝わりやすいサイトである
エンゲージは人材業界で20年以上のサービスを提供してきたエン・ジャパン株式会社が提供している採用サイトです。今回はエンゲージの特徴や他の求人サイトとの違い、エンゲージのメリット・デメリット、採用の傾向について解説していきましょう。
エンゲージの特徴
エンゲージは一般的な求人サイトとは違います。仕事を求める側からみて主に次の4つの特徴があります。
- 企業が無料で採用ページを構築している
- グーグルなど他の求人サービスに掲載される場合がある
- 応募者に対する管理を企業が直接行う
- DMを送付する機能があるため、企業側から直接連絡が来る
募集を考えている企業と職を探している人とのマッチングができる無料のツールのため、求人サイトと違って、企業が求めている人材が明確であり、必要な人材と認められれば企業側から直接オファーが来ます。
en転職などと比較した違い
エンゲージに似たサービスにen転職などの求人サービスがあります。比較した場合の大きな違いは、他の多くが求人サイトなのに対して、エンゲージはあくまで採用支援ツールであるという点です。その他の違いについて、参考までにen転職との違いを表にまとめました。
エンゲージ | en転職 | |
サービスの種類 | 採用支援ツール | 求人サイト |
求人制作担当者 | 企業が自ら制作 | 専任のライターやディレクターが作成 |
料金形態 | 無料プランと有料プラン | 有料プランのみ |
出典:エン転職
これはあくまで、企業側の視点からの違いを記載した表の一部ですが、逆に求人側から見た場合も違いが明確です。求人のページをen転職など求人サイトの場合は専任のライターが制作し、それをディレクターが管理しますが、エンゲージの場合はあくまで企業自身が制作するので、企業の求人者に対する思いがダイレクトに伝えられます。
つまり、en転職などプロが書く文章の場合、どうしても企業の特徴を「美化」されている可能性があるのに対して、エンゲージの文章は企業の「実際」を把握しやすいので、応募を検討する際にとても参考にしやすいと言えるでしょう。
そして無料で企業が募集広告を書けるので、求人にあまりお金をかける余裕のない、新しい企業やベンチャー企業からの募集も見つけやすいです。エンゲージはベンチャー企業に就職して共に会社を大きくしたいと考えているような人にとっても有用です。
エンゲージのメリットとデメリット
エンゲージのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
エンゲージのメリット
- 自社だけで求人が進められるので、企業の思いが伝わりやすく、採用の実現性が早い。
- 求人広告に費用をかけないような小規模企業でユニークな事業を展開している企業に巡り合える可能性がある。
エンゲージのデメリット
- 自社で掲載のタイミングなどの戦略や求人サイトの運用などを行うので、募集時期がバラバラなので、応募機会を見逃す恐れがある。
- 自社が構築しているサイトなので、求人サイトで掲載されているようなプロのライターの文章ではないので、明確に求めている人材の説明がわかりにくい場合がある。
エンゲージの求人の傾向
エンゲージの特徴として全体的に求人数が多いです。さらに家の近所での求人が探しやすい傾向があります。またエンゲージでは生成AIを導入しており、ぴったりな求人情報を提供してくれたり、履歴書の作成のサポートが受けられるでしょう。
その他企業からオファーやスカウトのメールがくる場合があります。ただ求人の掲載終了が会社ごとに異なり、人を介してのサポートが受けられないなどの注意点があります。