在宅ワーカーのリアルな実態

近年、政府が先頭に立ちさまざまな働き方が考えられています。最近注目されるようになった在宅ワークもそのうちのひとつです。しかし、在宅ワークという働き方は「本当に稼げるのか?」という疑問が浮かんでくると思います。そこで今回は、在宅ワーカーのリアルな実態について、特定非営利法人フラウネッツが調べた「在宅ワークに関する意識・実態調査」を参考に調査してみました。

参照:特定非営利法人フラウネッツ「在宅ワークに関する意識・実態調査」

在宅ワーカーに多い職種

「在宅ワークに関する意識・実態調査」の発表によると、在宅ワーク初心者の多くは「ライター」「文章やデータ入力」が一番多いようです。初心者の場合、多くはライター経験を得てからその他のジャンルを目指しスキルアップを目指していこうと考えています。経験者の方も同じ様にさまざまなジャンルを経験し、今後はライターを続けていくと考えているようです。全体でみると、1つだけのジャンルではなく1人平均2.5ジャンルの仕事を請け負っているようです。

また、1日の仕事時間ですが初心者は3時間以下が半数を占めています。初心者の方の場合、主婦の方などもいるため隙間時間や家事の合間などに作業する方が多いからと考えられます。一方、経験者の方はバラつきがありますが5.6時間以上を目標に仕事に取り組んでいるようです。面白いのは、1日3時間以下の短期時間を目指している方は経験者では2割以下とのことです。これは、いつ仕事がなくなるか分からない在宅ワーカーならではの結果だと思います。

在宅ワーカーの年収事情

在宅ワーカーを目指している方も、現在在宅ワーカーの方も一番気になる内容が年収だと思います。初心者の方は、ほとんどの方が20万円以下のようです。今後の目標としても、初心者の半数以上は100万円未満が一番多いようです。これは主婦の方などで、扶養控除の範囲で収めようと考えているためと思われます。反対に、経験者の方は年収にバラつきが大きいようです。年収100万円未満は3割強にとどまり、300万円以上も3割を超える結果となっています。